HOME研究内容

研究内容

A. 核融合プラズマの乱流および自発的秩序形成の理論・数値シミュレーション

Theory and numerical simulations for turbulence and spontaneous structure formation in fusion plasmas

 核融合エネルギーを実現するためには、限られた狭い空間に高い圧力のプラズマを長時間、しかも安定に閉じ込める必要があります。しかし、そのとき形成される急峻な圧力勾配が自由エネルギー源となり、プラズマ中には様々のスケールの揺らぎが励起されます。それらはしばしば乱流状態となりプラズマ中に大きな熱および粒子の輸送を引き起こす一方、自発的に層流(帯状流)を形成し、閉じ込めを改善します。このような揺らぎの物理過程を解明し、抑制・制御することが核融合の実現に向けて重要な鍵を握ります。

 我々の研究室では、世界的にも稀な大域的ジャイロ運動論シミュレーションコードGKNETを独自に開発し、このコードを用いて核融合プラズマの乱流および自発的秩序形成の数値シミュレーション研究を進めています。シミュレーション結果の動画は、トップページのアーカイブからご覧になれます。


test